英語研修を2年前より導入いただいている株式会社ミカサ様のインタビュー
株式会社ミカサ様は、1917年の創業以来、スポーツ用品業界を牽引してきた企業です。バレーボールやサッカーボールなどを製造・販売する一方で、工業用品事業にも力を入れており、海外にも多くの拠点を展開しています。今回は、ミカサ社の英語研修を導入した経緯と効果について、総務部の山本様と商品開発部の玉木様にお話を伺いました。
ミカサ社と言えばスポーツ用品、とりわけボールメーカーとしてお馴染みですが、あらためて事業内容をご説明いただけますでしょうか。
山本さん: 弊社の事業は大きく分けて2つあります。1つはいま仰っていただいたスポーツ事業です。バレーボールやサッカーボールなどを製造・販売しており、先日開催された4年に一度開催される国際大会では、弊社のボールがバレーボール、ビーチバレーボール、水球の公式試合球として使用されています。 もう一つは工業用品事業です。長年培ってきたゴムの技術を活かし、船舶用のゴム製部品の水潤滑軸受やゴムロール(製鉄所や製紙工場などで使用される棒状の部品)などを取り扱っています。創業は1917年ということで、既に100年以上の歴史があるわけですね。これからのビジョンを教えて下さい。
山本さん: スポーツ用品と工業用品という2つの既存事業をさらに固めつつ、第三の強みとなる新規事業も模索していきます。おかげさまで優秀な若手社員が多数入社してくれているので、彼らの自由な発想やアイデアを活かしながら、新たなチャレンジを続けていきたいと思います。ミカサ社では社内研修も積極的に実施しているとのことですが、例えばどのような研修を行っていますか?
山本さん: 部門ごと、階層ごとに様々な研修を実施しています。例えば営業スキルや金融知識、マネジメントなどです。弊社は海外にも拠点があるので、現地に行っての海外工場研修なども行っています。ミカサ社は日本国内だけでなく、アメリカやオランダ、タイなどにも拠点を展開されています。普段の業務の中で英語を使用することも多いのですか?
山本さん: そうですね。弊社は世界150ヵ国で現地企業と代理店契約を結んでいるため、彼らを通じて世界中から問い合わせをいただきます。そこでのやり取りは基本的に英語なので、自然と英語を使用するシーンは多くなりますね。総務部は海外からの電話対応や来客対応、開発部では仕様書や説明書の英訳、購買部では海外取引先とのコミュニケーションなど、各部署で英語が使われています。ワールドワイドに事業を展開しているからこそ、英語に対するニーズは必然的に高くなるわけですね。
山本さん:仰るとおりです。また、世界に向けたビジネス展開に魅力を感じて入社してくれる方も多いので、社員の学習意欲も元々高いものがあります。当然会社としても英語学習を推進していきたいと考えていましたので、研修の一環として通学型の英語教室の費用を負担するなどの対応をしていました。なるほど。それはどの程度効果がありましたか?
山本さん:一定の効果はありましたが、個人の学習意欲やプログラムのクオリティ以前に、「通学しなければならない」ということ自体がハードルになってしまって。仕事やプライベートで忙しい社員にとって、毎回予定を組んで通学することが大きな負担になってしまったんです。そういった経緯から、もう少し手軽で融通のきくオンライン型の英語学習に移行することになりました。ありがとうございます。ではここからは、実際にポリグロッツを利用された玉木さんにお話をお聞きします。 まずは玉木様の業務内容をお聞かせください。
玉木さん:主にボールの商品開発を行っています。取引先とコミュニケーションを取りながら、新しいボールを企画したり導入をサポートしたりする仕事です。具体的にはバスケットボールやドッジボール、バレーボールなどを扱っています。デザインや素材を変えるだけでなく、サーブした際の揺れ方などを調整することもあるそうですね。
玉木さん:そうですね。スポーツ協会からの依頼を受けて、無回転サーブのときに揺れが少なくなるようパネルの割り方を変えたこともあります。これによりラリーが続きやすくなり、見ているお客さんも楽しめる試合展開が多くなりました。海外の拠点や取引先と英語でやり取りすることも多いのですか?
玉木さん:私はまだ入社間もないので、海外の方と直接やり取りすることはそこまで多くありません。ただ、部署自体は日常的に海外企業とコミュニケーションしているので、英語というのは将来的に必ず身につけるべきスキルの一つだと考えています。そんな玉木さんにポリグロッツの英語研修を受講いただいたわけですが、受講前にはどのような期待感を持ってらっしゃいましたか?
玉木さん:とにかく「英語に慣れるキッカケにしたい」と思っていました。恥ずかしながら学生時代はずっと英語が苦手で。ただ、いまお伝えしたように将来的には必要になるスキルですし、何より私自身、英語を自由に使えるようになりたかったんです。そういう意味ではすごくいい機会になりました。実際のプログラムはいかがでしたか?
玉木さん:一人ひとりに専任の講師がついてくれて、相談しながら進められるので安心でしたね。「ここが弱いから重点的にやっていくのがいい」とアドバイスをくれたり、逆に僕が「こういうプログラムを受けたい」と言えば、それに合わせて調整してくれたりもしました。二人三脚で一緒にプログラムを考えていった感じです。1日どれくらいの学習時間を取りましたか?
玉木さん:まちまちですが、平日は必ずアプリでを開いて勉強するようにしていました。パート別にリスニングやスピーキング、ライティングなどがあり、単語のテストなテストなどは30秒くらいの短時間でできるので便利でしたね。わからない部分があっても、土日のいずれかにあるZoomの授業で講師に直接質問できるので安心でした。ご自身の中で変化を感じ始めたのはいつ頃でしょうか?
玉木さん:単語や言い回しなどの知識は日々増えていくので、そういう意味では使い始めてすぐに変化を感じは感じました。ただ、4ヶ月ほどした頃でしょうか、街なかで流れている洋楽の歌詞が急に聞き取れるようになったんです。 それまでは「音」にしか聞こえていなかったものが、急に「言語」として認識できるようになった。そこで「ああ、日々の勉強が身になっているんだな」と実感しました。6ヶ月のプログラムを終えた今、もっとも変化したなと思うのはどういう部分ですか?
玉木さん:今の話にも通じるのですが、やはり「ヒアリング力」がかなり上がったなと感じます。相手の話している内容が理解できるようになりましたし、言葉の中に知らない単語が含まれていても、文脈から想像することができるようになりました。仕事の場面でもそういった成長を実感できますか?
玉木さん:はい、海外の取引先との打ち合わせなどで、対面で話す際などに成長を感じます。今後の目標はありますか?
玉木さん:まずは自分ひとりでミーティングができるようになりたいです。今は英語が得意な上司に同席してもらっているので。それから、海外からお客様が来た際に、工場見学や機械の説明を英語でできるようになれたらいいですね。ありがとうございます。では最後に、ポリグロッツに今後期待すること、改善を求める点をお聞きかせください。
玉木さん:機能的な面で言えば、ビジネスシーンを想定したプログラムがあると嬉しいです。たとえば「製造現場で必須の単語」「購買フローでよく使われる表現」などです。 改善を求める点は特にありません。先ほどもお伝えしたように、ポリグロッツさんはカスタマーの声に本当に真摯に耳を傾けてくれます。こちらから要望を投げればすぐに対応してくれるので、本当に助かっています。今後ともよろしくお願いします。ありがとうございます。本日は株式会社ミカサ様のお二人にお話をお聞きしました。
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