「英語で人生を豊かに」ーー 積極的なコミットで人財を育てる福一漁業様の事例
福一漁業株式会社様は静岡県・焼津市を拠点とする水産会社。マグロ・カツオの漁獲に始まり、加工、冷蔵、卸し売りはもちろん、飲食店や流通センターなどの小売など、魚が私たちの食卓に上るまでのすべての工程をカバーする事業のレンジの広さを強みとしています。同社が昨今特に力を入れているのが、人財教育や社内コミュニケーションの活性化です。資格取得費用の全額補助や様々な講座の実施など、会社をあげて様々な活動をされる中、福利厚生の一環としてポリグロッツの英語研修を導入されました。
今回、研修を受講してくださった杉山様、研修担当の藁科様、佐藤様に導入経緯、その使用感や効果についてお話しを伺いました。

藁科さん:海外の海で漁獲などを行う「海洋生産事業部」は、漁獲量や資源保護などについて話し合われる国際会議にオブザーバーとして出席することがあります。日本で28隻しかない海外巻き網船を4隻持っている弊社はそういう場で、日本の漁業界のために発言することが求められるんです。また、英語を話せるだけではなく、国際会議で話し合われる内容を直に「聞く」ということも非常に重要です。場が紛糾したのか、平穏に決定されたのか、ということは和訳で要約された文書では伝わってきません。この雰囲気を知っておくことが、世界の漁業界の動向を読むのに大切になってきます。
藁科さん:終了後、受講者全員にヒアリングしたのですが、研修の満足度は非常に高かったです。特にトレーナーの先生については全員口を揃えて「よかった!」と言っています。「先生に救われた」というような感想を持つ者が多かったですね。
佐藤さん:本当に全員言ってましたよね。びっくりするぐらい。「この受講者に対して、このトレーナーさんを当てる」というポリグロッツさんの見極めがすばらしかったと思います。
藁科さん:そうですね、「トレーナーのクオリティ」と受講生の個性に合わせて適切なトレーナーを選定する「マッチング力」、その両方が良かったということだと思います。これは導入した後じゃないと実感できない部分がありますね。 アプリ「レシピー」も好評で、自分の子供にも使わせたいとか、研修が終わった後も引き続き自分で契約したいと言っている受講者もいます。
佐藤さん:鬼コーチなんです(笑)。
藁科さん:(笑)研修を始める時にはみんなで集まって、「これから<1日 1時間>の英語学習を、みんなで守っていきましょう!」って宣言しました。特に経験上、最初の 1ヶ月が大事だということを分かっていたので、最初は週に1回ぐらいメールを送っていましたね。1ヶ月を乗り越えたら、あとは 1ヶ月タームで声がけするようにしていきました。
--まずは御社の事業内容についてご説明をいただけますでしょうか。
藁科さん:はい。弊社福一漁業は創業が1705年。江戸時代からの老舗の漁業会社です。弊社は魚獲に始まり、マグロ・カツオなどの水産物の加工、卸売り、自社の小売店や飲食店での販売を行っています。また、別会社としてホテル事業も展開しています。弊社の強みはこのように川上から川下までを全て自社で行えるところです。近年は輸出にも力を入れています。
福一漁業様が保有する「海外巻き網船」。日本全体で28隻のうち4隻が福一漁業様の保有。
--研修担当の藁科様、佐藤様お二人の業務・役割を改めてお聞きかせいただけますでしょうか。
藁科さん:我々は社内のコミュニケーションの活性化や、人財の成長、自己啓発意識を促す様々な活動を企画しており、研修担当として研修受講中の社員のモチベーション維持や進捗の管理も行っています。社員の満足度向上のために、資格取得費用の補助、ChatGPTやふるさと納税の使い方を学ぶ教室、 救命救急講習、部活動の推進、健康増進のためのマラソン大会参加費負担などなど、いろいろ行っています。--御社で働いているとたくさんのことが学べそうですね。そういった様々な福利厚生の一環としてポリグロッツの研修を導入していただいたわけですが、御社にとって「英語」はどういった位置付けでしょうか?
佐藤さん:輸出業務が増えてきて、今、英語は私たちの身近にあります。それに加え、英語ができると世界の動きや様々な価値観を和訳というフィルターを通さず、直に知ることができ、仕事だけでなくその人の人生そのものが豊かになるはず、という考えを社内で共有しております。そんなことから英語研修を提供することになりました。--弊社の研修を選んでいただいた理由をお伺いできますでしょうか。
佐藤さん:複数社問い合わせしましたが、ポリグロッツの研修は一番「かゆいところに手が届く」と言いますか、リースナブルかつ費用対効果が期待できたため、導入を決めました。手頃な価格帯でマンツーマンのレッスンができるところと、ネイティブのコーチではなく「バイリンガルの日本人」の先生が講義をしてくれるということがいいなと思いました。あと、アプリ「レシピー」でも学習できるのはとても大きかったですね。--日々の業務で実際に英語が必要になるシーンはどんなところでしょうか。
佐藤さん:マグロなどを加工する「加工部」は海外からの技能実習生の比率が高い部署で、英語を混ぜながらコミュニケーションを取ったりします。「営業部」の海外取引部門は商談で英語を使う機会が多いのですが、まだまだ英語が堪能な社員が多くなく、電話がかかってくるとドキッとするようなことがあります。海外のお客様に英語で返せるようになるということが重要ですし、それが社員の自信にも繋がっていくと思っています。藁科さん:海外の海で漁獲などを行う「海洋生産事業部」は、漁獲量や資源保護などについて話し合われる国際会議にオブザーバーとして出席することがあります。日本で28隻しかない海外巻き網船を4隻持っている弊社はそういう場で、日本の漁業界のために発言することが求められるんです。また、英語を話せるだけではなく、国際会議で話し合われる内容を直に「聞く」ということも非常に重要です。場が紛糾したのか、平穏に決定されたのか、ということは和訳で要約された文書では伝わってきません。この雰囲気を知っておくことが、世界の漁業界の動向を読むのに大切になってきます。
--ありがとうございます。漁業における英語の重要性が分かりました。今回ご受講いただいた杉山様は営業部所属とのことですが、日頃どのような業務をされているのでしょうか。
杉山さん:私は国内向けの受注業務を担当しています。大手回転寿司店や、弊社福一漁業の直販部が管轄する静岡県内の小売・卸店やセントラルキッチンからの受注を受け、出荷の手続きに繋げます。他には電話や来客の対応でしたり、事務作業全般も行います。--今回英語研修の募集に対して手を挙げられた理由を教えていただけますでしょうか。
杉山さん:国内受注や国内の来客がほとんどなので、私自身は普段英語を使う機会自体は実はそんなに多くないのですが、やはり定期的に海外から電話がかかってきたり、海外からのお客様がいらっしゃったりします。そういう時に最低限対応できるようになりたい、と思っていたんです。それと、個人的にかねてから「何か新しいことにチャレンジして自分の視野を広げたい」と思っていた時期に募集の時期がちょうど重なっていたこともあり、いい機会だと思って受講させていただくことにしました。--実際に研修を受講されて、いかがでしたか?
杉山さん:専属のトレーナーの先生がついてくれたことがすごく心強くて。先生が日本語と英語を話すバイリンガルの日本人だったということもあり、私の悩みをしっかり理解してもらえましたし、英語に対する苦手意識が強くならないように、私の学習のペースをとても尊重してくれました。 モチベーションが下がりそうになった時でも「それは自然なことだから、無理せず自分のペースでいいですよ」と。焦らせるような言葉が全然なくて、メンタル面までサポートしてくれました。親身で、とても丁寧な先生で、「この人で本当に良かった!」と思っています。--具体的にはどんなレッスン内容だったのでしょうか?
杉山さん:1日1文書いていく英作文の課題が出されました。それを毎日やって、週に1回のレッスンでまとめて提出し、フィードバックを受ける、というようなことでしたり、レッスン以外ではアプリの「レシピー」を使って、「ラダーシリーズ」(レベル別の読み物が収録されたシリーズ)の初級編をよく読んでいました。
--アプリ「レシピー」を使ってみてどんな印象でしたか?
杉山さん:発音判定機能で自分の苦手な発音をちゃんとAIがわかってくれて、ピンポイントで教えてくれるのがいいなと思いました。母音や子音の発音法の動画も見られるので、重点的に発音の練習をしてみようと思えました。でもやっぱり発音は難しくて、まだまだ上達はこれからですが、「苦手意識を克服する」という最初のハードルをクリアできたという感じです。--とおっしゃいますが、スピーキングテスト(スピーキング能力に特化したテスト、E-CAT[English Conversational Ability Test]による測定)の結果がすごく上がっていらっしゃいますね。
杉山さん:もともとが良くなかったので(笑)。中学のころから英語が苦手で点数も低かったのですが、今回「レシピー」と、先生の英語面・メンタル面のサポートを受けることで、モチベーションを維持して楽しく続けることができました。今回、この結果が出て、少し自信につながっていると思います。
<杉山様のE-CATテスト結果>
--研修期間は6ヶ月でしたが、研修の前後を比較してご自身の生活に何か変化を感じられていますか?
杉山さん:マイナスのスタートから少しずつ上に上がってきた感じです(笑)。あとは、英語の曲が少し聞き取れるようになってきていたり、電車に乗ってる時も英語のアナウンスが自然と耳に入ってくることがあり、少し耳が慣れてきたんだなと成長を感じています。--ありがとうございます。6ヶ月の研修が終わった時点での研修担当のお二人の感触を教えていただけますか?
佐藤さん:よかったと思います!藁科さん:終了後、受講者全員にヒアリングしたのですが、研修の満足度は非常に高かったです。特にトレーナーの先生については全員口を揃えて「よかった!」と言っています。「先生に救われた」というような感想を持つ者が多かったですね。
佐藤さん:本当に全員言ってましたよね。びっくりするぐらい。「この受講者に対して、このトレーナーさんを当てる」というポリグロッツさんの見極めがすばらしかったと思います。
藁科さん:そうですね、「トレーナーのクオリティ」と受講生の個性に合わせて適切なトレーナーを選定する「マッチング力」、その両方が良かったということだと思います。これは導入した後じゃないと実感できない部分がありますね。 アプリ「レシピー」も好評で、自分の子供にも使わせたいとか、研修が終わった後も引き続き自分で契約したいと言っている受講者もいます。
--ありがとうございます。励みになります! 今回、受講された方にはきちんと成果が出て、アプリの使用時間を見てもかなりやりこんでいらっしゃいましたね。受講者の継続については、お二人からの働きかけがあったのでしょうか。
藁科さん:はい。研修の前に抱えていた課題は「やる気の測定と維持」です。「1日1時間」以上の学習を半年間継続させるには相当のモチベーションが必要だというのは自分の過去の経験からも分かっていました。基本的にはポリグロッツのトレーナーの先生方に救われたという面が大きいと思うんですが、私の方からも受講者には学習を継続してもらうような働きかけをしていました。--具体的にどんな働きかけをされたんですか?
藁科さん:1週間に1回上がってくる受講者データをまとめて、月に1回「どうですか?」とか「ちょっと時間減っていませんか?」みたいなモチベーションメールを送っていたんです。佐藤さん:鬼コーチなんです(笑)。
藁科さん:(笑)研修を始める時にはみんなで集まって、「これから<1日 1時間>の英語学習を、みんなで守っていきましょう!」って宣言しました。特に経験上、最初の 1ヶ月が大事だということを分かっていたので、最初は週に1回ぐらいメールを送っていましたね。1ヶ月を乗り越えたら、あとは 1ヶ月タームで声がけするようにしていきました。
--本当に名コーチですね! 弊社としてもとてもありがたいです。皆さんが完走されて良い成果を出されたのも納得です。今後、弊社のサービスがこうなるといいな、ということはありますか?
藁科さん:学習ってどうしても孤独になりがちなので、受講者同士のコミュニケーションができる仕組みがあるといいのかなって思いました。「今こうなんだ」とか「ちょっと最近サボり気味で」とか。そんなことが言い合えるコミュニティのようなものがあるといいのかもしれませんね。--確かに、学習における孤独感は一つの課題ですね。今後セミナーなど受講同士の交流の場を作ることも検討してみます。本日はこちらも元気になるようなお言葉をいただき、ありがとうございます。今後も引き続きサポートさせていただきます。
社是「未完成の魅力 いつも今が始まり(フロンティア精神)」がプリントされたTシャツ。この精神で社員のために数々の企画が生み出されている。
-
2025.01.21
三菱ガス化学様が目指すグローバル化への道ー英語を武器に広がるビジネスの可能性
ビジネスへの活用 -
2024.12.17
英語研修を2年前より導入いただいている株式会社ミカサ様のインタビュー
ビジネスへの活用 -
2023.11.25
ビジネスで必要な英語力を実務ベースに習得する事で、英語力が大幅UP
ビジネスへの活用 -
2025.12.25
英語力向上と同時に実感した「マインドの変化」 ーーHOTEL nanvan焼津の英語研修で生まれた化学反応
ビジネスへの活用 -
2021.08.24
グローバルに活躍する通信業社が採用した低コストで始める自己啓発型英語研修
ビジネスへの活用 -
2024.12.25
全てのお客様に心を込めた”おもてなし”を提供する「鮨 くりや川」様の英語研修
ビジネスへの活用