ビジネスへの活用 2025年12月25日(木)

英語力向上と同時に実感した「マインドの変化」 ーーHOTEL nanvan焼津の英語研修で生まれた化学反応

英語力向上と同時に実感した「マインドの変化」 ーーHOTEL nanvan焼津の英語研修で生まれた化学反応|【法人版POLYGLOTS | ポリグロッツ】オンライン英語研修ならPOLYGLOTS

HOTEL nanvanは漁業、水産物加工・販売を行う水産会社、福一漁業グループの一員としてビジネスホテル事業を展開。静岡県の浜名湖、焼津の二箇所にあり、ご宿泊される国内外のお客様にワンランク上のサービスを提供しています。日々英語が欠かせないホテル業務。今回ポリグロッツの英語研修を受講してくださったHOTEL nanvan焼津の副支配人の小林様と研修担当の藁科様に、普段の英語との関わり方や、レッスンの感想と効果、そして研修が仕事に与えた影響などについて伺いました。


--福一漁業グループ様は漁獲に始まり、幅広く事業を展開されていらっしゃいますね。

藁科さん:はい、弊社グループはマグロ・カツオなどの魚獲に始まり、水産物の加工、卸売り、自社の小売店や飲食店での販売を行っています。川上(漁獲)から川下(お客様に届ける)までをすべて自社で行えるのが弊社グループの強みです。そのような事業の一環として、遠方から静岡にいらっしゃった方にも、ぜひ自慢の海の幸を堪能してほしい、という思いも含めて展開しているのが、HOTEL nanvanです。

--やはりホテル業務には英語力が必須なのでしょうか。

小林さん:そうですね。当ホテルのある静岡県内では、大都市に比べれば海外からのお客様の比率はそれほど高くありません。ですので、全ての従業員に「必須」というまでではありませんが、静岡の地でワンランク上のサービスを目指すために、その重要性は高まっています。また、たとえ流暢な英語が話せなくても、海外からのお客様への苦手意識は全ての従業員が払拭する必要があると思っています。国内のお客様からも、海外のお客様からも同じ金額の料金をいただいております。その中で「英語で話しかけられるのが怖い」という理由でホテルの従業員が海外のお客様への挨拶やお声がけがおろそかにならないように心掛けています。

--ポリグロッツの英語研修をご採用いただいた経緯はどのようなものだったのでしょうか。

藁科さん:弊社は社内コミュニケーションや社員の自己啓発意識を高めることを大切に考えており、福利厚生として資格取得費用の補助や、勉強会、部活動など、様々な活動を推奨しています。英語研修もその一環で、「英語ができると世界の動きや様々な価値観を知ることができ、仕事だけではなくその人の人生が豊かになる」という認識を社内で共有しています。そんなことから今回3社を比較検討して、バイリンガルの日本人講師によるマンツーマンレッスンを手頃な価格帯で提供しているポリグロッツさんの研修を導入することに決めました。

--御社のビジョンと英語研修がリンクしたというわけですね。今回研修を受講された小林様はHotel nanvan焼津の副支配人でいらっしゃいます。普段の業務内容を教えていただけますでしょうか?

小林さん:はい、私どものホテルはそれほど規模が大きくないので、もう何でもやっています。フロント業務全般、経理、お掃除などなど・・・本当に何でもですね(笑)。

--そうなんですね。今回ポリグロッツの英語研修を受けていただきましたが、通常の業務の中で英語を使う機会は多いのでしょうか?

小林さん:焼津は漁業の街なので、水産関係のお仕事をされている外国の方がたびたびご宿泊されます。例えば漁獲量のチェックやルール遵守をチェックする「オブザーバー」という専門家や、漁船のインスペクションを行う「検査官」という方々などです。オブザーバーや検査官はカツオ・マグロがよく獲れる海域を持つオセアニアからいらっしゃるため、日本語が話せないことがほとんどです。中には1ヶ月ぐらいの長期に渡って滞在される方もいらっしゃいます。

--そのようなお客様とのコミュニケーションはやはり英語で行われるわけですね。日々の業務の中で、言葉で困るケースはありますか?

小林さん:一般的なホテル業務であれば、外国のお客様に向けての「決まり文句」のような英語のフレーズで対応が可能です。例えばチェックインの言葉ですとか、「清掃が終わりました」ですとか。ですが、長期滞在されるお客様から「母国に送金したいんだけれど」といったイレギュラーな相談を受けることがあり、そういった時に瞬時に適切な返事ができない、ということがありました。

--実際に研修を受けてみていかがでしたか?

小林さん:まずアプリ「レシピー」の機能に驚いてしまって。「今、こんなに学習方法が変わっているんだ」と。私たちの世代は辞書を引いて英語を勉強していましたが、「レシピー」では単語に触っただけで意味や音声が出たり、自分の発音を評価してくれたり、そういったことに驚きの連続でした。はじめはもう触ることが楽しくて。

--研修は「レシピー」とオンラインレッスンを合わせて行われますが、レッスンの方はいかがでしたか?

小林さん:私はリスニングとスピーキングを伸ばしたかったので、会話に重点をおいたレッスンを行っていただいたのですが、先生がとても素晴らしい方で。先生は私とほぼ同年代の方かと思うのですが、2、3年前にアメリカの大学で学んでTESOL(Teaching English to Speakers of Other Languages。英語以外の言語を母語とする人たちへ向けた英語教授法の資格)を取得されたとのことで、「努力するとこんなになれるんだ、先生みたいになりたいな」と憧れを感じるような方でした。レッスンの内容はもちろん、先生からは「年齢にかかわらず努力することの大切さ」を学びました。先生のおかげで毎回ポジティブにレッスンを受けることができて、嫌だと思うことは 1度もなかったです。

藁科さん:受講後に受講者にヒアリングを行ったのですが、非常に満足度が高かったです。特にトレーナーの先生についての評価は抜群でした。受講者全員が「先生がよかった!」「先生に救われた」と言っています。

--それはポリグロッツとしてもありがたいお言葉です。今、半年の研修が終わって小林様の中でどのような変化を感じていらっしゃいますか?

小林さん:先生に言われていたのは「語学はコツコツなので、そんなにすぐに変化は感じられないかもしれないですよ」ということでした。その通りで、スキル面で言えば正直大きく変わったことはないかもしれないけれど、まず自分の「マインド」が変わった実感があります。

--研修前後の英語力測定の結果を拝見しましたが、小林様は実際に英語スコア(スピーキング能力に特化したテスト、E-CAT[English Conversational Ability Test]による測定)も上がっていますよね。それよりも「マインドが変わった」という印象が大きい理由はどんなところにあるのでしょうか。

小林さん:年齢や時間を理由に自分で「できない」という線引きをしないことが大事だと思うようになったんです。 今までは「時間がないから私には無理」と思っていたんですが、今回の研修を通じて、「朝10分でもいいから早起きして勉強する時間を設けよう」とか「お昼休みや夜寝る前も10分でいいから時間を作ろう」と思えるようになって。時間の作り方や使い方が分かってきたと感じています。 この年齢になって、「何か新しいことをやる気になる」ということ自体が自分の中の大きな成長です。こういう気持ちは今後は仕事にも活かせるんじゃないかなって思います。

<小林さんのスコアグラフ>

--英語面での変化についてはどうですか?

小林さん:はい、例えばトランプ大統領が話していたりですとか、テレビから英語が流れてくるとすぐ聞くようにしてますし、あとは通勤時にポッドキャストを聞いています。最初は文が長いと全然聞き取れなかったんですが、今はそれがちょっと聞けるようになってきたなとか、そういった感覚的な変化は感じています。「ポッドキャストがいいよ」ということもその先生から教えていただいたんです。新しいことを教わってすごくためになりました。

--これからも英語は続けていきたいですか?

小林さん:はい、継続をしない事には意味が無いので、終わった後も「レシピー」のアプリは続けていますし、今は会社からTOEIC受験の補助が出るというのを知って、やってみようという気になっています。半年前までは、TOEICを受験する気なんて全くなかったんですが、今後はできるだけ受験を続けて、自分なりに少しでも成果が出せたらいいなと思っています。

--マインドが変わって新たな挑戦に対する意欲が沸いてきた、というのが本当に素敵だなと思います。小林様の今後の目標や展望を教えてください。

小林さん:私どもHotel nanvanのコンセプトには「ワンランク上のビジネスホテル」「ワンランク上のサービスを提供する」というものがあります。日本人のお客様だけでなく、外国からのお客様にも気持ちよく帰っていただきたい、満足していただきたいという思いが強くあります。語学を学ぶことで、よりよいコミュニケーションを取り、お客様に少しでも満足していただける空間作りをする、というのが私の目標です。 この研修を受けた成果をホテルのために還元できれば一番いいなと思っています。

--ありがとうございました。これからも御社を英語面でサポートをさせていただければと思っています。

小林さん:ありがとうございました。
事例会社名 HOTEL nanvan焼津 HOTEL nanvanは江戸時代に創業した老舗水産関連企業:福一漁業(静岡県焼津市)のグループ企業として、静岡県内に2施設ビジネスホテルを展開。HOTELnanvan焼津では、さかなのまち焼津を訪れるお客様におもてなしの心と美味しいお魚をお届けすることで、ワンランク上のサービスを提供しております。

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個人それぞれの「興味をベースとした情報収集」は習慣化させることができる。ビジネスパーソンが気軽に学習し、世界中で活躍する日本人を増やしたい。代表山口の実体験と社会を変えたいという思いからポリグロッツは誕生しました。 創業以来個人向けの英語アプリとして提供しておりましたが、会社の研修で使いたいというユーザー様のお声から法人向けのサービスがスタート。コロナ禍をきっかけに英語学習のオンライン化が進み、製造業を中心とした日本を代表する大手企業様の英語研修を実施してきました。英語がビジネスのボトルネックになることを防ぎ、グローバルの中で活躍できる人材を最短でより安価に育成することで、多くの研修担当者様にご満足を頂いております。今後はより一層業務で使える英語力にコミットするために、業界や職種の専門的なリスニングやスピーキングのできるコンテンツも順次投入予定です。

 

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