費用を抑えて効果を最大化!英語研修の費用を適切に決めるコツ
企業の成長に社員のスキル研鑽は欠かせません。
特に、デジタル技術の進歩によりグローバル化の進んだ現代では英語力が強く求められています。
しかし、英語研修をいざ始めようにもどのようなことから始めれば良いか困ってしまう企業も少なくありません。
中でも費用や予算の決定はナレッジが足りないことから苦戦してしまう作業の一つなのではないでしょうか。
さまざまな研修サービスが存在し価格感もさまざまなため、何がどのように異なるのかがわからず研修の効果がないなどの悩みも多いです。
そこで、この記事では英語研修の費用相場や費用対効果を高めるコツ、英語研修の費用を策定する際の注意点などを詳しく解説します。
英語研修の進め方に困っている研修担当者は特に必見です。
英語研修を行う企業の費用相場は?
英語研修にかかる費用は研修方式によって大きく異なります。
企業の目的によって研修サービスをカスタマイズできるサービスもあるため、費用を明確にすることは難しいですが、研修の方式毎に価格帯は前後することが多いです。
それぞれの研修方式毎にかかるおおよその費用感について解説します。
通学型英語研修
通学型英語研修は、研修参加者が直接教室へ出向き講師から指導を受ける方式のことです。
通学型の英語研修の相場は、10名程度の規模で月額10万円程度であることが一般的です。
対面での指導が可能なため、細かな指導が期待できます。
講師の質や時間によって価格感は前後します。
講師派遣型英語研修
講師派遣型英語研修は、研修先の企業のオフィスなどへ講師を派遣し、講習などの研修を行う研修方法です。
講師が出向き直接研修を行うため、受講者の体力的、時間的負担が少ない点と、場合によってはその場でカスタマイズできる場合がある点が特徴です。
この形式の相場費用は10名程度の規模で月額30万円からであることが一般的です。
通学型研修と同様に講師の質や時間、派遣先の距離などによっても価格感は前後します。
合宿型英語研修
合宿型英語研修は参加者が寝泊まりしながら英語研修を行う方式です。
短期間で集中的に学ぶことができるため、直近で大きな効果を期待する企業に人気があります。
合宿形式で行う英語研修の費用は、安い場合は一泊あたり2万円程度からです。
ただし、別途で宿泊代や飲食代が発生する場合もあるため、事前の確認が重要です。
オンライン英語研修
オンラインで自宅やオフィスなどから講習の受講を行う形式です。
オンラインで行う英語研修の費用は、月額5,000円程度が相場とされます。
柔軟性が高いことが多く、オンラインミーティングなどで直接やりとりができる場合も多いことからコストパフォーマンスに優れています。
スマホ・eラーニングによる英語研修
研修会社の用意したスマホのアプリやeラーニングを利用して、自分の好きな時間や場所で学習できる形式です。
費用相場は月額数千円程度からです。
研修自体のコストが安価であり、インターネット環境さえあれば導入コストもほとんど発生しないことも多いことから気軽にはじめやすい方法であると言えるでしょう。
ただし、学習スピードが受講者のモチベーションに左右されるため、成果にばらつきが出ることが多いです。
研修設計を加味して行う場合は費用感も上がってしまうことに注意しておきましょう。
なぜ英語研修は費用対効果が出にくいと言われるのか?
英語研修を行ったとしても、効果がなかなか実感できず研修を中止してしまう企業も存在します。
研修が発揮しにくい理由はいくつかあり、企業の目的から逆算し必要な部分に費用を投下することが重要です。
ここでは、人事担当者の抱えやすい主な問題点を挙げます。
習熟度のばらつき
同じ研修内容であっても、受講者ごとの習熟度のばらつきがネックになる場合もあるようです。
特に、普段から英語を用いる拠点とそうでない拠点である場合は実践機会の差から大きくばらつきが出てしまうようです。
効果的な研修を行うためには、個々の習熟度を考慮した柔軟な対応を行う必要があります。
各受講者の進度を把握した上で、課題に合わせたフォローアップや学習計画の設定を心がけ費用感を決定した方が良いでしょう。
環境整備が不十分
効果的な英語研修を行うためには、適切な学習環境の整備は必須です。
しかし、研修参加者のニーズに合致していないと効果が出にくくなってしまう場合もあるようです。
研修に必要な環境は集中できる場所があることだけでなく、「専門的な経験のあるバイリンガル講師がいる」「質問しやすい雰囲気」といった教材や講師だけに頼らない準備を行うと良いでしょう。
研修内容が不適切
いくら安価でも、研修プログラムそのものが不適切である場合は成果が出にくくなってしまう場合が多いです。
特に、研修内容が企業の求めるニーズに沿っていない場合や、フィードバックが適切に行われていない場合はこうした不満を感じやすいです。
そのため、講師は英語だけでなく、日本語も堪能で細かなニュアンスなどの意思の疎通を十分に取れるバイリンガルであることが望ましいでしょう。
講師による研修サービスを選ぶ際は講師のコミュニケーション能力も判断基準の一つにしましょう。
社員のモチベーション低下
英語スキルは一朝一夕に向上するものではなく、持続的かつ反復して学ぶことが重要です。
このような長期的な学習には社員のモチベーション維持が必須です。
興味を引く内容や、実業務に活用しやすい話題を取り上げる、達成感を感じられるプログラムを組むなどの工夫を行う研修を選択する必要があります。
社員のモチベーションを維持するためには、研修の進捗状況を常に評価し、フィードバックを行うことで、繋げられるようなサポート体制の整ったサービスを利用しましょう。
短期的な取り組みで終わってしまう
短期的で一過性の取り組みでは英語力は定着しません。
持続的に研修と実践の場を提供し続けることでスキルや知識のブラッシュアップを行うことが容易になります。
短期集中型の研修なども存在しますが、不特定多数の社員が企業の目標に到達できるようにするには中長期的な視点で予算を確保していくことも重要です。
そのため、プログラムの質だけでなく、学習期間とコストの関係も考慮して研修サービスを選定すると良いでしょう。
英語研修の費用対効果をあげる方法
英語研修の効果を最大化し、費用対効果を高めるためには、いくつかの重要なポイントがあります。
ここではそんな費用対効果の向上に必須の特徴を解説します。
モチベーション維持
受講者のモチベーションを高めることは、英語研修の成功に直結しやすい要因の一つです。
英語スキルの向上には反復学習が効果的であり、継続して自発的に学びブラッシュアップを行い続けることが求められるためです。
具体的には、「英語検定のスコアの取得による昇給制度への導入」「受講者の進捗確認・フォローアップ」「実践機会の用意」といった工夫がモチベーションの維持に有効です。
ただし、こうした取り組みには人事部門の負担が増える可能性がある点には注意が必要です。
そのため、モチベーション維持を危惧する場合は学習レポート機能や学習コンシェルジュなどの手厚いサポート体制を受けられる研修サービスの利用も検討しましょう。
研修メニューのカスタマイズ
費用対効果を向上させるためには、受講者の個々のニーズに合わせた研修メニューを設定することが重要です。
研修メニューがニーズに合致していない場合や、実際の業務に結びつかないようにカリキュラムが組まれてしまうと企業にとっては「無駄なコスト」と感じることもあるでしょう。
そのため、一律の教材やカリキュラムしか用意していない業者ではなく、カスタマイズが可能な英語研修サービスを選びましょう。
ただし、カスタマイズを行う際には追加費用がかかる場合があることや、カリキュラムへの反映に時間と労力がかかることもあります。
そのため、専門的な内容の研修を希望する際は早い段階で要望を整理し伝達するようにしましょう。
アプリなどを活用した反復学習
英語力の向上にはいっときの学習だけでなく、繰り返し使い続けることが必要です。
スマホアプリやオンラインツールを利用して、学習内容を反復練習することで、記憶の定着を促すと良いでしょう。
学習進捗を可視化する機能や、ゲーム感覚で取り組めるアプリを導入することで、学習の継続性を高めることができます。
日常的に英語に触れる機会が増えるため、自然とスキルが向上します。
こうした仕組みは基本的にサブスクリプション制で利用できることが多いです。
サブスクリプション制であれば、回数無制限で利用できるため費用対効果を高める要因になります。
スマホとインターネット環境さえあればはじめられるため、導入コストがほとんど生じず、ランニングコストも比較的安価であることから、対面形式の研修との併用もしやすいでしょう。
ただし、アプリ利用に依存しすぎると対面での実践的なスキルが不足する可能性があり、自己管理ができていないと継続的に利用しない受講者が出る可能性があるというデメリットも存在します。
そのため、アプリを用いた学習を行う場合は、対面研修との併用や、アプリの質やサポート体制の充実度を重点的に確認するようにしましょう。
フィードバック
英語研修はやりっぱなしではなく、フィードバックを行い自身のスキルを俯瞰して認識させることが非常に効果的です。
レポーティングや講師からの直接のフィードバックが受けられるなどの、手厚い学習サポートの受けられる研修であれば、受講者は自身の状況を把握し、改善点を明確にできます。
ただし、フィードバックの提供には時間とコストがかかり、通常プランとして用意されていない場合は導入に手間取るかもしれません。
そのため、フィードバックは適切でないと受講者のモチベーションをかえって下げてしまうリスクもはらんでいることを認識し、講師のスキルや経験に着目しましょう。
英語研修の費用を決める上で注意すべきこと
英語研修の費用を決める際には、いくつかの点を考慮する必要があります。
コンテンツの質
コンテンツの質は費用対効果に直結する主要な要因であるため、事前に確認を行うことが重要です。
そのため、コンテンツの質と費用が見合っているか見極めるようにしましょう。
単に難易度が高レベルであったり、初歩的な内容を詳しく解説しているだけでは十分とは言えないでしょう。
事業や企業の専門性・目的に合わせてカスタマイズされ、実践的な内容であるかどうかが重要です。
事前にプログラム内容までしっかりと精査を行った上で導入することが重要です。
講師の質
講師には「専門性がある」「豊富な経験がある」といった特徴だけでなく、意思の疎通のしやすさも求められます。
そのため、講師に対する報酬額だけで決めるのではなく、講師のコミニュケーション能力も注視しましょう。
受講者に対するフィードバックや、絶妙なニュアンスの違いを指摘できるような状態にすることが必要です。
特に、英語と日本語共に堪能なバイリンガルの講師であればこうした条件に合致するでしょう。
すでに英語研修を導入している場合や過去に行っていたものの、講師との意思の疎通や講師の指導力に不満がある場合はバイリンガル講師を検討して見ても良いかもしれません。
高いスキルを有するバイリンガル講師による研修をご希望の研修担当者にはポリグロッツの法人向け英語研修サービスがおすすめです。
ポリグロッツでは豊富な経験と高いスキルを有するバイリンガル講師が多数在籍しています。
また、講義にカリキュラムだけでなく、AIアプリを活用して受講者へ最適なプログラムの提供が可能です。
ポリグロッツについてご興味をおもちになった企業担当者様はぜひ一度ご覧ください。
カスタマイズできるか
企業毎にカスタマイズのできるプログラムであるか注意すると良いでしょう。
英語研修サービスによってはカスタマイズの有無や、変更毎に費用が追加される場合もあります。
企業の特定のニーズや受講者のレベルに合わせて研修内容をカスタマイズすることで、より効果的な学習が可能です。
また、アプリを利用するなどのデジタルツールの活用によるカスタマイズで、個々の進捗状況を管理できるようにもなります。
このように、必要に応じてプログラム内容やカリキュラム自体の調整もできる柔軟性が求められます。
参加者の人数
プログラム全体の費用は参加者の人数によって変動することがあります。
企業によっては英語研修に使うことのできる予算が定められている場合もあるのではないでしょうか。
そのため、一律で同一の研修方式を検討するのではなく、人数に合わせたカリキュラムを立てることが懸命でしょう。
例えば、少人数の場合は手厚いサポートの受けられる個別指導の方式を含む通学型英語研修や講師派遣型英語研修を活用し、大人数の場合は比較的安価なアプリを中心に活用した英語。
研修プログラムを組むなどの工夫が必要でしょう。
英語研修は研修予算を適切に分配して企業全体のバリュー創出を意識することが重要
企業の英語研修は企業自体のバリューにつながる取り組みです。
ただし、予算を適切に使うことができないと、本来実現できたはずの成果を逃してしまうことになります。
質の高いコンテンツや、意思の疎通が円滑に取れる講師といった成功の鍵となる特徴を踏まえた上でプログラムを組むようにしましょう。
費用の決定時には、単に人数に比例した予算策定を行うのではなく、実態が社員の能力向上に寄与できるかを主眼において検討することが重要です。
社員のレベルや業務内容に応じたニーズへ最適化したカリキュラムをお望みの研修担当者様にはポリグロッツの英語研修サービスがおすすめです。
ポリグロッツは豊富な法人向け英語研修サービスの実績を有しています。
また、講義にカリキュラムだけでなく、AIアプリを活用して受講者へ最適なプログラムの提供が可能です。
ポリグロッツについてご興味をお持ちになった研修担当者様はぜひ一度ご覧ください。
-
2024.09.29
これで迷わない!ビジネス英語を使った電話の掛け方・取り方文言集
英語研修 -
2024.07.25
社内研修を成功させる秘訣:最新トレンド徹底解説
英語研修 -
2024.09.30
ビジネス英語に必要なレベルとは?指標と学習に重要な考え方
英語研修 -
2024.10.24
プレゼン成功の鍵:知っておくべきビジネス英語フレーズ
英語研修 -
2024.10.26
明日からオンライン会議・対面の会議に使えるビジネス英語!注意点も解説
英語研修 -
2024.08.31
英語研修の効果を最大化する方法|研修会社選定の方法も解説
英語研修