英語研修 2024年9月30日(月)

ビジネス英語に必要なレベルとは?指標と学習に重要な考え方

ポリグロッツ編集部
ビジネス英語に必要なレベルとは?指標と学習に重要な考え方|【法人版POLYGLOTS | ポリグロッツ】オンライン英語研修ならPOLYGLOTS

キャリアアップの手段として、外資系企業や海外で活躍したいと考えている方も多いのではないでしょうか。

仕事で英語を使用することができる英語話者のレベルはビジネスレベル以上と言われており、習得することで日本国内だけでなく世界中様々な場所で活躍できるようになります。

この記事では、そんなビジネスレベルの英語のメリットや習得するポイントなどを解説します。

ビジネス英語とは?

ビジネス英語とは、職場やビジネスの場面で使用される英語のことです。

会社で使用される言語は、専門性やカジュアルではなくフォーマルな表現が求められます。

日本語と同様に、友人などに使う日本語ではないビジネス用の英語表現が存在し、英語を利用したビジネスシーンでは必須のスキルです。

日常会話で使われる英語と何が違う?

日常会話とビジネス英語では、メールの途中や締めくくりのフレーズ、会議での発言、スラングの有無など、比較的フォーマルな表現が求められます。

得意先で仲の良い関係性であれば友人のような会話をするケースもありますが、初対面の時や多人数での打ち合わせ、商談の際など、日常会話とは異なる状況で使用されます。

ビジネス英語のレベルの種類

ビジネス英語に限らず、英語のレベルを測る指標は様々です。

自身のレベルを可視化することで、第三者に伝えるときなどにも役立つため覚えておきましょう。

Basic(初級)

基本的な単語の意味や文章が理解できる程度です。

日常的な会話を行うにはややレベルが不足していますが、メニューを読んだり簡単な文章を書くことができるなどのレベルです。

Intermediate(日常会話)

読んで字の如く、日常会話であれば行えるレベルを指します。

日常の基本的なコミュニケーションでは問題ありませんが、専門用語や日本語で言う敬語など、文章が変わる文章などの変化には対応できないレベルで使われることが多いです。

Business(ビジネス)

基本的な会話はもちろん、英語を使用して仕事を行うことができるレベルです。

会議や電話、交渉やディスカッションが可能になるのはもちろんのこと、専門的な表現や単語の知識なども扱うことができるレベルとして使われることが多いです。

Advanced(ハイビジネス)

ビジネスより上に位置するハイビジネスのレベルになると、職場やビジネス面での高度なコミュニケーションや複雑な業務の遂行、交渉、プレゼン能力などが認められるレベルです。

このレベルの英語力を身につけると、国際的なビジネスの舞台でリーダーシップを発揮するなどの幅広いキャリアの選択肢を持つことが可能でしょう。

Fluent(流暢)

英語が流暢に話せることを指します。

この場合の流暢とは、日常会話だけでなくどのような状況でもTPOに合わせたコミュニケーションが可能です。

また、文化的なニュアンスの理解やジョークなども理解できるだけでなく、学術的な書物の読み書き・発信なども可能なレベルです。

読み書きができるだけでなく、その国の背景・文化・政治なども理解しながらコミュニケーションを取ることができる人材です。

Native(ネイティブ)

現地の話者と全く変わらない環境でコミュニケーションができる人物です。

英語レベルというよりは、小さな頃から英語圏で生活をしていたり、文化的なニュアンスや語句、スラングなどを自然に身につけた人間と定義されることもあります。

ビジネス英語を習得するメリット

ビジネス英語を習得するメリットは待遇の向上・仕事やプライベートでの選択の幅の向上です。

具体的に紹介します。

キャリアアップ

ビジネス英語を習得することで、国際的な企業や多国籍企業で就業することが可能です。

待遇や給与など、選択の幅が増えるためキャリアアップには大きな期待が見込めるでしょう。

場所にとらわれない働き方が可能

ビジネスレベルの英語力を身につければ、様々な場所で働くことが可能です。

国内外問わず就業可能になるため、場所にとらわれない働き方ができるでしょう。

現職の待遇も良くなる可能性

グローバル人材を欲する企業は多く、今就業している企業も例に漏れない可能性があります。

高待遇な別企業に転職されるくらいなら、待遇を良くして止まってもらいたいと考える経営者も多いのではないでしょうか。

それだけ、グローバル人材の採用コストは高いため、現職の待遇を改善したい方にもおすすめです。

ビジネスに必要な英語レベルはどれくらい?

日本でよく耳にする英語力の試験で、どれくらいのスコアを出せばビジネスレベルの英語力だと認められるのでしょうか。

ここでは、一般的な英語レベルを測る指標の点数を紹介します。

TOEICの場合

一般的にTOEICで700点以上が目安とされていまおり、「中級」から「上級」に相当します。

職場やビジネスの場面で効果的にコミュニケーションをとることが可能で、スピーキング、リーディング、ライティングのスキルを高いレベルで持っていることを証明できます。

さらに、TOEICで850点以上の場合は 「ビジネス」または「上級ビジネス英語」に相当します。

複雑な業務や交渉、プレゼンテーション、ビジネス文書の作成などを効果的に行うための英語スキルを持っていることが証明されます。

英検の場合

ビジネスに必要な英語レベルを英検(実用英語技能検定)で評価する場合、一般的には英検2級以上が求められることが多いです。

英検2級は、日常的な話題や簡単なビジネスの場面でコミュニケーションが可能なレベルと定義されており、基本的なビジネス文書の読み書きや簡単な会話ができる能力が求められます。

ただし、専門的な会話やビジネスでさらに活躍したい場合は英検準1級が目安となります。

複雑なビジネス文書の作成や、会議やプレゼンテーションのコミュニケーションなどが求められ、それを行えるレベルが准一級相当です。

CEFRの場合

CEFRとは、Common European Framework of Reference for Languagesの頭文字をとったもので、言語能力を評価するための国際的な基準です。

言語学習者のスキルを、A1、A2、B1、B2、C1、C2からなる6つのレベルに分かれており、C2が最も高いレベルになっています。

ビジネスで必要なCEFRのレベルはB1からと言われており、日常会話や仕事での基本的なコミュニケーションが可能なレベルを指します。

ビジネスレベルの英語を習得する方法

ビジネスレベルの英語を習得する方法を紹介します。

どれにも共通するのが、学習者本人のモチベーションが結果に直結するという点です。

モチベーション管理や無理のないスケジュールでの学習を心がけましょう。

独学

独学で行う場合、しっかりとした目標設定が重要です。

例えば、「簡単なメールを送れるようになる」「今行っている業務を英語で行う方法を考える」など、目標設定から細分化して学習する内容に優先順位をつけることで、学習をスムーズに行うことができます。

ただし、独学はお金もかからず自分一人で行えるというメリットがありますが、責任やタスクコントロールなども自身で行うことになるため、長続きしない場合やモチベーションがなくなってしまったりといったことでなかなか進まないケースも多いようです。

日本のスクールに通う

英会話スクールなどに通ってビジネスレベルの英語を習得する方法です。

スクールにも様々な種類があり、オンライン可能なものや対面型、講師のレベルなどによって期間や金額が異なります。

会社の英語研修サービスを受ける

会社の英語研修サービスを受けることも選択肢の一つです。

その会社にとって必要な英語力が向上することで、国際的なものプロジェクトや海外のクライアントとのコミュニケーションがスムーズになり、キャリアの幅が広がったり、英語力が昇進や役職へのステップアップに直結することが多いです。

ただし、会社の研修設計がしっかりしていないとなあなあになって終わるケースも多く、研修を受ける目的が自身の求める内容と繋がっているかを確かめることも重要なポイントになるでしょう。

ポリグロッツの法人向け英語研修サービスでは、研修設計の段階からヒアリングさせていただき、最適な研修方法を提案・サポート可能です。

研修方法を探している・に直しを検討されている方はぜひ一度ご覧ください。

ポリグロッツの法人向け研修サービスはこちらから

海外に行く

仕事や生活的に問題ないのであれば、思い切って海外に行くのも方法の一つです。

この時に日本語をなるべく使わずに生活できる環境に身を置くことで、格段に英語力を鍛えることができるでしょう。

不安も多く感じるかもしれませんが、生活や生きていくために必要な英語は意外とボディランゲージや辿々しいコミュニケーションでも通じるものですし、英語に体を慣れさせることで感覚的に英語を覚えることができる可能性があります。

ビジネスレベルの英語を習得するポイント

ビジネスレベルでの英語スキルを身につけるには、いくつかのポイントを意識することが重要です。

ただなんとなく行うのではなく、これらのポイントを意識して取り組むことを心がけましょう。

目標設定

英語の習得を始める前に、最終的な目標設定を行いましょう。

ゴールを明確にすることで、モチベーションの維持につながったり、優先順位が明確になったりと損することはありません。

また、最終的な目標が決まったら、中長期的な目標設定を行いましょう。

その目標を達成するのには何がどれだけ必要なのかを可視化することにより、英語学習のロードマップぼようなものを作ることができます。

自身の英語レベルが今現状どのあたりにいるのかを可視化できるため、モチベーション維持に繋がりやすく、継続率も上がります。

結果的に英語力を身につけられる可能性が格段に向上します。

専門的な単語の習得

ビジネスの現場では、業界特有の用語や専門用語が頻繁に使われるため、専門的な単語の習得は必要不可欠です。

これらの単語を冷静に、適切に使うことで、同僚やクライアントとのコミュニケーションがスムーズになります。

そのため、自身がどのビジネスで英語力を活かして働きたいかを明確にすることも重要です。

リーディングやスピーキング・ライティングのスキルにも関わってくるため、積極的に意識しておきましょう。

時間制限を設けて取り組む

制限を設定することで、短期的な目標を明確にしやすくなります。

例えば、「1ヶ月でビジネスメールの書き方をマスターする」といった具体的な目標を設定することで、その目標だけに対して集中して取り組むことができるため、目標達成の可能性が上がります。

時間制限を行わないと学習がなあなあになってしまったりと、英語スキルを身につけられる可能性が下がってしまいます。

メリハリをつけて取り組みましょう。

継続できる範囲で行う

無理のない範囲で、達成可能な目標を設定しましょう。

「毎日10分間英語のニュースを読む」や「週に1回英語で日記を書く」といった具体的で達成しやすい目標を立て、習慣化することが重要です。

継続が難しい量や内容を設定してしまうと、継続すること自体が辛くなり、結果的に英語学習から離れてしまうなど、ネガティブな結果になってしまう可能性があがってしまいます。

自身の生活習慣なども考慮して、現実的な目標・学習設計を行いましょう。

ビジネスレベルの英語力に明確な定義はない

ビジネスレベルの英語力について説明してきましたが、様々なビジネスに対応できる英語力という意味では、求められるレベルはそのビジネスごとに変わります。

点数などはあくまで指標に過ぎず、自身が英語を使ってどのように活躍したいかをしっかりとイメージすることが重要です。

ビジネスレベルの英語力を身につけることができれば、生活やキャリアの幅が広がるだけでなく、世界中の様々な人間とコミュニケーションが可能になります。

ぜひ楽しみながら、英語学習を行ってくださいね。

執筆者プロフィール ポリグロッツ編集部 英語研修サービスを提供している株式会社ポリグロッツの編集部。 法人向け英語研修サービスやその周辺情報について、プロの目線で情報発信を行います。

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