ビジネス英語で自信をもって自己紹介する方法:初対面での印象アップの秘訣
ビジネス英語を使用した自己紹介のタイミングは、グローバルでのビジネスを行っている方にとっては避けて通れないイベントでしょう。
日本と同様、自己紹介は初対面の方との間で行われるコミュニケーションです。
ビジネスでの英語を用いた自己紹介は、フランクな場での自己紹介とは異なりある程度のフォーマルさが求められます。
この記事では、ビジネス英語を使った自己紹介の方法や例文の構築方法、フランクな場との違いを解説します。
ビジネスの場で自己紹介をすることがある方は、ぜひ参考にしてくださいね。
ビジネス英語の自己紹介の注意点
ビジネス英語を使用した自己紹介を行うには、日常会話とは違う点が多々あります。
日本語で考えると、敬語や丁寧語などを英語に落とし込むイメージが近しいかと思います。
ビジネス英語と日常会話との違いを把握することで、自身の言葉で適切な自己紹介を行えるようになるでしょう。
ある程度のフォーマルさ
ビジネス英語は、一般的にフォーマルで礼儀正しい表現が多く使われます。
メールの対面に「Dear Mr. Smith」や日本語で言う「敬具」などの表現が使われたりと、日本語でのビジネスメールでよく使われる表現を英語でも使用するタイミングは少なくありません。
ただし、あまりにフォーマルすぎてしまうと文章においても対面での自己紹介においても堅すぎる印象になってしまい、今後のコミュニケーションにずれが発生してしまう可能性もあります。
ある程度フランクに、かといってフランクすぎないフォーマルさが求められます。
専門用語の知識
ビジネスの分野に特有の専門用語や業界用語が多く使われます。
例えば、マーケティングの分野では「ROI(投資収益率)」や「SEO(検索エンジン最適化)」などの用語が頻繁に登場します。
専門用語を正しく使うことで、相手に対して信頼性を与えることができたり、同じ業界や分野の人々とスムーズにコミュニケーションをとることが可能です。
ただし、専門用語を間違えて使ってしまったり、相手がその分野の人ではない場合はかえってわかりにくい表現になってしまいます。
自己紹介先の人がどのような人か、どのような背景で一緒に仕事をする事になったのかをよく考えておきましょう。
ロジカルシンキング
自己紹介の場においてもロジカルシンキングは重要です。
無駄のない効率的なコミュニケーションは、自己紹介という限られた時間内で自分のポイントを簡潔に伝えることができるため、結果的に信頼性の向上につながります。
また、自己紹介の後に質問を受けることの多いため、論理的思考を持っていると、質問に対しても的確かつ迅速に取り組むことが可能です。
論理的ではなくダラダラ長い自己紹介や何をいっているのかがよくわからない自己紹介は、かえって相手にネガティブなイメージを植え付ける可能性があるため注意しましょう。
この人は論理的な解答ができる人間だと相手に思ってもらうことで信頼感を与え、先のコミュニケーションやビジネスをスムーズに進めることができるでしょう。
スラングなどを使用しない
日本語でも英語でも、スラングは存在しています。
英語に限らず、自己紹介の場でスラングを使うと、カジュアルすぎる印象を与えてしまう可能性があります。
ある程度フランクな場や関係性が構築できている場合などは問題にならないことも多いですが、初対面同士でスラングを多用することはお勧めできません。
特にさまざまな国の方がいる場面では、スラングの意味が通じないことも多いです。
アイコンタクト、表情を意識する
自己紹介を行う際はしっかりと相手の目を見て話しましょう。
目を見て話すことは相手の話をしっかりと聞いている・相手に関心があると捉えられるケースが日本と比較して圧倒的に多いです。
また、笑顔も忘れないように心がけましょう。
握手をする
日本ではあまり馴染みがない握手という習慣ですが、海外では握手が第一印象を決める重要な役割を担います。
ただし、新型コロナウイルスなどの影響で握手を嫌がる人もいるため注意が必要です。
相手から握手を求める場合は積極的に笑顔で対応できると良いでしょう。
失敗しない!ビジネス英語での自己紹介の組み立て方
自己紹介の目的は、自身を知ってもらうことです。
自己紹介の場を設けた背景や自身の役割、今後のフローなどを明確にしておくことが求められるため、ある程度テンプレートを作ることが可能です。
ビジネス英語での自己紹介の組み立て方を紹介します。
挨拶、自身のことを知ってもらう
挨拶の後は、名前と現在の役職を知ってもらいましょう。
その際に自身の強みや自身の経験などを追加することで、信頼性を持たせることが可能です。
また、商談の場など、自身の会社自体を知らない方と自己紹介をする場合は、自身が所属する会社や部門について簡単に説明しておくと良いでしょう。
信頼性の訴求
自身がその役職に就いた経緯や前職での強みなど、自身の経験を簡潔に話すことで信頼性が生まれます。
自身がどのように考えこの場にいるかをしっかりと共有することで連帯感が生まれるだけでなく、前職や趣味で得た知識などから話が広がるケースもあるでしょう。
この先どうなりたいかを説明する
自己紹介先の相手とどうなりたいのかを説明しましょう。
例えば新規プロジェクトでの自己紹介の場合はプロジェクトの成功を、既存プロジェクトに新しく入る場合は自身がどのようにこのプロジェクトに貢献したいかなど、自身が関わることで起こしたい変化を説明することが重要です。
その際、独りよがりになるのではなく、自身が必要とされている理由や期待を把握した上で話すことが重要です。
結びのあいさつ
日本語では、「ご清聴ありがとうございました。」や「よろしくお願いいたします。」などの結びの言葉をしっかりと発信しましょう。
日本語でも英語でも、終わりをきちんと自己紹介先の人間に意識させることで、起承転結をしっかりと伝えることができます。
自己紹介で話題にしない方が良い内容
ビジネスシーンでの自己紹介の場では、話題にしない方が良い物事も存在します。
手との距離を縮めることはとても大切ですが、プライベートな話やプライバシー、個人の思想に関することだったりと、仕事に関係のない話題は避け、相手に不快感を与えない内容を心がけましょう。
ある程度親しくなってからであれば問題ないことが多いですが、初対面であることを忘れずに自己紹介することが重要です。
文化の違いから、ビジネスシーンでの自己紹介において話題にしない方が良いことを紹介します。
プライベートな話題
プライベートな話題は、共通の趣味や興味がある場合には距離を縮めるために使うことは多いですが、ビジネスシーンの自己紹介で多用することはやめておいた方が良いでしょう。
プライベートな話題は個人のプライバシーに関わることが多く、初対面の相手に不快感を与えてしまうリスクがあります。
どこまで話して良いのか判断が難しいため、プライベートな話題は避けた方が無難でしょう。
年齢や容姿
年齢や容姿に基づく差別は、職場や社会全体で問題視おり、年齢や容姿に基づく差別はさまざまな国の法律で禁止されています。
そもそも上下関係など関係なく、年齢や容姿について話題にするのは日本人間のコミュニケーションでも不快感を与えるリスクの方が大きいです。
英語圏では、日本より差別への問題に対して敏感なため、最新の注意を払うようにした方が良いでしょう。
ビジネスの場では、個人のビジネス的な能力や業績に焦点を当てることが重要です。
宗教の話題
宗教の話題も注意しておきましょう。
日本は比較的宗教的な文化は少ないため忘れがちですが、海外ではさまざまな宗教を信じている人間が多いです。
宗教に関する質問・話題はプライバシーに関わることも多く、相手が不快に感じる可能性があります。
特にビジネスの場では、話題にすることは避けましょう。
政治の話題
政治の話題も宗教の話題と同様、個人の思想やプライバシーの観点から話題にしない方が良いでしょう。
初対面の人との関係を築くためには、共感性やポジティブな話題を選ぶことが重要です。
政治的な質問や意見は、文化背景によって大きく考え方が異なる場合があるため、注意しておきましょう。
相手のことを考え話題を選ぶことが重要
ビジネス英語での自己紹介の考え方は、しっかりと相手の立場や期待されていることを考えることが重要です。
特にビジネスの場はそのプロジェクトの成功のために集まったメンバーで構築されているため、そのプロジェクトの未来をポジティブにすることが求められます。
そのため、自身の経験やそのビジネスにあった自己紹介をすることが重要です。
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