ビジネスシーンで話すSDGsの課題:“greenwash”を知っていますか?

今や社会の常識とも言える「SDGs」。2023年に実施された生活者調査では認知率が9割を突破。学校教育でも取り上げられており、企業にも環境や人権に配慮した取り組みが求められています。グローバル人材としてこのトピックを英語で話せることは、今や必須スキルとなっています。
SDGsを意識して経済活動を行うべし、という流れの中、企業は様々な努力を重ねていますが、なかには環境に配慮しているように見せかけて実際は取り組みが不十分である例もしばしば。SNSで批判や議論の種になるケースもあり、企業担当者としては見過ごせないトピックですよね。このような状況を英語では何と言うのでしょう・・・?
greenwash(グリーンウォッシュ)
greenwashとは、環境に優しい活動や取り組みをしているように見せかける行為を指します。greenは緑、自然を代表する色ですね。green energy(グリーンエネルギー:環境に優しい再生可能エネルギー)やgreen technology(グリーンテクノロジー:環境への負荷を減らす技術)など、環境に配慮した取り組みを表現するときによく使われます。
ここでのwashは「表面だけきれいにする」ニュアンスがあり、これが合わさって「環境に優しいように見せかける」ということになります。実際には環境への配慮が不十分であるにもかかわらず、「地球に優しい」イメージを打ち出していることを指して言う言葉です。
greenwashを使った例文紹介
We must review our governance to ensure we are not accused of greenwashing.
(グリーンウォッシュしていると言われないように、わが社はガバナンスを見直さなければならない)
The new detergent’s packaging, adorned with greens and blues to evoke nature, is a classic example of greenwashing when the ingredient list reveals numerous harmful chemicals.
(新しい洗剤のパッケージは緑と青で彩られ、自然をイメージさせているが、成分表を見ると、多くの有害な化学物質が含まれている。これは典型的なグリーンウォッシングの例だ)
まとめ
イギリスでは、ファッション業界がグリーンウォッシュした宣伝をしていないかをチェックするガイドラインを制定するなど、国がこの問題について動く例もあります。
このように今や「エシカルな経営」はどの企業も避けて通ることができません。会議やスモールトークで表現できると、相手に「おっ」と思わせることができるかもしれませんね。ぜひ「greenwash」という言葉に注目してニュースをチェックしてみてください。
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